AI時代に、あえてギターを弾く?

AIで音楽が一瞬で作れる時代になった。正直、BGM用途なら人間はいらないんじゃないかと思うほどクオリティは高い。コード進行もアレンジもミックスも、それらしく、しかも速い。ここまで来たか、と素直に驚く。

でも私は、本気で演奏している人の音を聴くと涙が出る。完璧だからではない。少し荒くても、走っていても、そこに「この人が弾いている」という体温がある。あの感覚は、やはり特別だ。

一方で、ファミコンのようなチップチューンの無機質な音も大好きだ。制限だらけの世界で鳴るピコピコしたメロディに、なぜか心が動く。聴く人はそれぞれだから、AIで十分だと思う人がいてもいいと思う。

ただ、私は作ること自体が好きでやっている。だからAIに全部作ってもらったら意味がない。AIのアイデアに自分のギターを重ね、そこに自分のニュアンスを乗せる。それが今の最適解だと感じている。

ギターを弾く時間は、私にとって癒しだ。だからこそ、20年ぶりにスタジオに入ってみようかと、本気で考えている。